2日、政府の地震調査委員会が公表したのは、兵庫県北方沖から新潟県上越地方沖の海域活断層の位置や長さ、形状に加えて、発生する地震の規模などです。
元日の能登半島地震を受けて、できるだけ速やかに防災対策に活用できるよう、当初の予定より前倒しして公表となりました。
主に長さが20キロ以上の断層が対象で、25の海域活断層がマグニチュード7以上の地震を引き起こす可能性があると評価されました。
公表された「門前断層帯」と「能登半島北岸断層帯」、「富山トラフ西縁断層」にまたがる範囲は、能登半島地震の震源断層とされています。
今回、地震の発生確率は示されず、来年前半までの公表を目指しているということです。
地震調査委員会は、公表が能登半島地震に間に合わなかったことは大変残念だったとしたうえで、能登半島以外でも大きな地震が起きる可能性はあり、防災対策に役立ててほしいとしています。
今後、北海道沖や東北地域の日本海東縁部なども評価を進め、順次公表していくとしています。
画像:地震調査研究推進本部
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