520人が犠牲になった1985年の日航ジャンボ機墜落事故から12日で39年になるのを前に、群馬県警警察学校に今年入校した初任科生58人が1日、遺族らの慰霊登山に備え、現場となった同県上野村の「御巣鷹の尾根」を清掃した。

 初任科生は事前に、教官による説明や映像で事故について学び、清掃に臨んだ。夏の強い日差しの中、尾根に立つ「昇魂之碑」などを布で丁寧に拭い、雑草を取り除いた。約20分かけて清掃し、献花、黙とうした。

 初めて訪れた白岩竜真巡査(26)は「現地に足を運べて貴重な経験になった。何年たっても事故を風化させてはいけない」と表情を引き締めた。

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