今年上半期(1~6月)に懲戒処分を受けた全国の警察官と警察職員は114人で、前年同期から3人減った。このうち逮捕者は1人減の27人だった。警察庁が1日に発表した。

 処分の8割は業務と関係のないプライベートでの行為で、前年同期から5人減の91人。業務上の行為での処分は2人増の23人だった。

 処分の種別では、免職が14人(前年同期比4人減)、停職31人(同6人増)、減給55人(同3人減)、戒告14人(同2人減)。処分を理由別に見ると、セクハラなどの「異性関係」が37人で最多だった。このほか、「窃盗・詐欺・横領等」29人、「交通事故・違反」15人、「職務放棄・懈怠(けたい)等」4人などが続いた。

 都道府県別では、福岡県警が最多の12人で、次いで警視庁と兵庫県警が11人と多かった。鹿児島県警では捜査情報の漏洩(ろうえい)や盗撮、不同意わいせつにより3人が処分された。(板倉大地)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。