SNSを使った投資詐欺グループが一斉摘発された事件で、大阪府警は31日までに、詐欺の疑いで公開手配していた5人のうち男女2人を逮捕した。SNSで投資勧誘などのメッセージを送る「打ち子」の主要メンバーだったとみられる。
逮捕されたのは、いずれも大阪市淀川区の無職、宮脇翔容疑者（29）と岡田真由容疑者（25）で、30日に警察署に出頭した。宮脇容疑者はグループ内で「打ち子のエース」などと呼ばれていたという。
府警は23日、大阪市内の拠点ビル4カ所を一斉に家宅捜索。これまでに詐欺や詐欺未遂の疑いで2グループの計90人を逮捕した。公開手配中のリーダー格とみられる中村晋弥容疑者（41）ら残る3人の行方を追っている。
2人の逮捕容疑は2〜3月、SNSで投資の講師になりすまし、為替相場の変動を予想し投資する金融商品「バイナリーオプション」取引をめぐって投資指導料と高額な情報商材を売り込む名目で、20代女性から約90万円をだまし取った疑い。
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