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 旅行の予約をする時、迷うことがある飛行機の座席。最も揺れにくいのは、どの席か気にしたことはありますか?

■揺れにくい飛行機の座席は?


 みなさんは、座席によって揺れの度合いが違うことを知っていますか。最も揺れにくい座席は、どれでしょうか?

1:前方
2:中央
3:後方

 正解は、中央です。なぜ、中央が揺れにくいのでしょうか。

 元日本航空機長・小林宏之さんによると、飛行機の重心が主翼部分にあるからだということです。飛行機の主翼は中央にあり、重心がある主翼付近を支点として、バランスを取っています。

 公園にあるシーソーをイメージしてください。前や後ろが上下に揺れても、支点となっている中央は動きません。つまり、力学の観点から見ても、中央部分が揺れを感じにくいということです。

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■「重心から遠いほど揺れやすくなる」

■「重心から遠いほど揺れやすくなる」

 では、揺れやすい座席は、中央を除いた前方と後方のどちらでしょうか?

 正解は、後方です。小林さんによると、「重心から遠ければ遠いほど揺れを感じやすくなりますが、最前列よりも最後列のほうが重心から離れているから」ということです。  飛行機の座席を選ぶ時は、どうしたらいいのでしょうか。酔いやすい人は、揺れにくい中央の席がおすすめです。

 前方は出入り口が近く、エンジンよりも前にあるので比較的静かです。「急いでいる人」「ゆっくり寝たい」という人は前方がおすすめです。

 そして、後方にもメリットがあります。比較的空いていることがあるため、まとまった席の予約を取りやすいです。

 また、広いスペースがあり、ゆっくり準備もできるので、家族旅行や大人数での旅行には後方がおすすめということです。

(スーパーJチャンネル「なるほどハテナ」2024年7月30日放送)

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