人々の移動や居住の動向を調べる国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の第9回人口移動調査で、2020年以降の新型コロナウイルス禍が引っ越し予定の変更など転居に影響したと答えた人は0.9%だったことが30日、分かった。

 調査は昨年7月に実施し、全国の約6万3千人の有効回答を分析した。コロナ禍による引っ越しへの影響を聞く質問を初めて設けた。影響があったとの回答の内訳は「予定はなかったが引っ越した」0.4%、「引っ越し先を変えた」と「引っ越し予定を取りやめた」が各0.1%、「その他(時期を変えたなど)」が0.3%だった。

 影響がなかったと答えたのは89.9%だった。

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