提訴後に記者会見する東島浩幸弁護士(中央右)ら=29日午後、佐賀市

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイの佐賀空港配備計画で、事故に巻き込まれる恐れがあるなどとして、佐賀や福岡、長崎各県などの住民を中心とした245人が29日、国が建設中の新駐屯地工事差し止めを求め、佐賀地裁に提訴した。  住民らが提訴後、佐賀市内で記者会見し、原告の一人で、同市の無職下村信広さん(74)が「絶対に基地建設はストップをかけなければいけない。黙っていれば認めたことになる」と意気込んだ。  原告側は、新駐屯地が「軍事拠点」として、戦争に巻き込まれる切迫した危険性があると主張。平常時も機体の墜落や部品落下、騒音などによる被害が生じ、人格権侵害だと訴えている。


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