和歌山県橋本市の紀の川河川敷に米軍機が着陸した28日の事案を受け、同県は29日、安全管理に万全を期すことを米軍に申し入れるよう、防衛省に要請した。橋本市も同趣旨の申し入れをした。

 同省近畿中部防衛局によると、河川敷に着陸したのは在韓米軍のヘリコプター3機。三重県伊勢市の明野駐屯地を離陸した後、1機の警告灯が点灯したため、28日午前8時40分に河川敷に着陸。点灯の原因を確認した後、同日午前10時50分までに離陸した。着陸によるけが人はおらず、警告灯が点灯した原因について同局は「確認できていない」としている。

 3機は7月18日から26日まで滋賀県高島市の饗庭野(あいばの)演習場であった日米共同訓練に参加するために日本に滞在していたという。

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