新東名高速道路の未開通区間のうち、神奈川県山北町の建設現場が25日、小学生向けに公開された。国内屈指の規模となるアーチ橋の建設現場では、その巨大さに参加者らは目を見張っていた。
子どもたちに高速道路を身近に感じてもらおうと、中日本高速道路が企画した。抽選で選ばれた小学生と保護者計40人が2班にわかれ、山北スマートインターチェンジ(IC)やアーチ橋「河内川(こうちがわ)橋」を見て回った。
新東名は最後に残った新秦野IC~新御殿場IC間の約25キロが工事中で、2027年度の開通をめざしている。全長約770メートルの河内川橋は全容が姿を現し、川の両側から延びてきた橋桁が川面から約120メートルの上空でつながる目前まで工事が進んでいた。
静岡県から訪れた小学5年の星川陽紀(はるき)さん(11)は「今まで見たことのない大きなアーチが美しくていい」と目を輝かせていた。(清水敬久)
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