根室海上保安部(北海道根室市)は29日までに、ロシアが実効支配する北方領土・歯舞群島の貝殻島にある灯台が点灯しているのを確認したと明らかにした。ロシア外務省は12日、点灯しなくなったとして、事故防止のため日本の漁業者が周辺海域で実施しているコンブ漁を15日から停止すると発表していた。
海保によると、パトロール中の巡視船が26日夜、点灯しているのを確認。同日以降、1分間に1度、弱い光を放っている。6月17日に点灯しなくなっているのを確認したという。
貝殻島は根室市の納沙布岬から約3.7キロの沖合にある。灯台は戦前に日本側が設置し、1937年に初めて点灯した。
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