日本原子力発電敦賀原発2号機(福井県敦賀市)の再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会は26日、「新規制基準に適合しているとは認められない」と結論付けた。焦点となっていた原子炉建屋直下の断層について「(周辺の活断層からの)連続性は否定できない」との見解を示した。今後、審査書が取りまとめられる見通し。

東京電力福島第1原発事故後にできた新規制基準の適合性審査で「不合格」となるのは、2012年の規制委発足後初めて。正式決定されると敦賀2号機の再稼働は不可能となり、日本原電は廃炉を含めた厳しい選択を迫られる。

日本原子力発電の敦賀原発2号機(写真中央手前)=2015年6月、福井県敦賀市

日本原子力発電敦賀原発2号機の新規制基準適合性についての原子力規制委員会の審査会合=26日午後、東京都港区

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