大阪・中央区と西区のビルに拠点を置く2つのグループについて、警察は今月23日に一斉摘発を行い、SNSを通じて投資に関する商材の購入などを持ちかけ、現金をだまし取ったなどとして男女あわせて90人を詐欺や詐欺未遂の疑いで逮捕しました。
2つのグループは為替相場などが高くなるか低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」と呼ばれる金融商品を勧めるなど手口がよく似ていて、被害額はあわせて10億円前後に上る疑いがあるということです。
この事件で、大阪府警察本部は新たに5人の容疑者を詐欺の疑いで全国に指名手配し、顔写真を公開しました。
指名手配されたのは、いずれも住所・職業不詳の中村晋弥容疑者(41)、上家夕貴容疑者(30)、吉岡公充祥容疑者(29)宮脇翔容疑者(29)、岡田真由容疑者(25)です。
このうち中村容疑者は1つのグループのリーダー格とみられ、上家容疑者は被害者とメッセージのやりとりを行う「打ち子」と呼ばれるメンバーを統括する立場とみられるということです。
警察は5人の行方を捜査するとともに、情報の提供を呼びかけています。
情報は大阪府警の特殊詐欺捜査課、06-6943ー1234で受け付けています。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。