3

 記録的な大雨から一夜明け、山形や秋田で甚大な被害が明らかになってきました。これまでに分かっている被害の全容をまとめます。

■山形県内各地で…浸水や河川氾濫

 まずは、2度の「大雨特別警報」が出た山形県です。

 山形県内では荒瀬川、鮭川、最上川などが氾濫しました。最上川はかなり長い川で、日本三大急流の一つでもあります。中流の辺りで氾濫しました。

 こうした影響で、鮭川と最上川が交わる地点にある戸沢村では、広い範囲で浸水などが起きています。

 さらに、酒田市では浸水のほか、橋が崩落するなどの被害も出ています。舟形町では土砂崩れなどが起き、住宅が押し潰される被害も出ました。

 そして、新庄市ではパトカーが流され、今も警察官の行方が分かっていません。

次のページは

■橋が崩落…地元住民「生きてきた中で初めての被害」

■橋が崩落…地元住民「生きてきた中で初めての被害」

 酒田市の様子です。崩落した前山橋の前にいる田中良樹記者に聞きます。 田中記者
「酒田市の荒瀬川に来ています。ビニールハウスが川のほうに倒れ込んでいます。そして、前山橋の一部が崩落し、渡ることができなくなっています」 田中記者
「多くの電柱が倒れ、先ほどまで修復作業が行われていました。また、家の中に泥が入り込んでしまっていて、この地区に長年住んでいる方に話を聞いたところ、『今まで生きてきた中で初めての被害だ』と話していました」

次のページは

■秋田県では…工事現場で土砂崩れ

■秋田県では…工事現場で土砂崩れ

 秋田県の被害状況です。

 秋田県内では琴浦川、子吉川などが氾濫しました。また、湯沢市では工事現場で土砂崩れが発生しました。

 さらに、被害の範囲は広がっています。

 北部の北秋田市でも、浸水などの被害がありました。26日午後3時時点で、秋田と山形合わせて3人の行方が分かっていません。

テレ朝天気

(「スーパーJチャンネル」2024年7月26日放送)

この記事の写真を見る
・今年初「大雨特別警報」が山形に 線状降水帯も発生…今後は? 気象予報士が解説・天気予報の“傘マーク”なぜ世界と違う?きっかけは「福沢諭吉」説が・傘の持ち手…なぜ「J」の形にしたの? 便利だからじゃないんです!・「紫外線対策」肌だけじゃダメ!? “目に紫外線”で心と体に疲労…日焼けまで?・「ラムネ」と「サイダー」何が違う? 時代によって変化…違いは「味」ではなく…

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。