妻の署名を勝手に書いた離婚届を提出したとして、有印私文書偽造・同行使などの罪に問われた茨城県立つくばサイエンス高(つくば市)の元副校長遊佐精一被告(53)は23日、東京地裁(内山裕史裁判官)の初公判で「違うところはない」と起訴内容を認めた。 警視庁は、被告が2022年1月、当時妻だった50代女性の署名を偽造した離婚届を東京都千代田区役所に提出した疑いで今年2月に逮捕した。 同庁によると離婚届の受理の通知を受けた女性が22年5月に警察へ相談。遊佐被告は正式な離婚届を提出し直し、同月に30代女性と再婚した。 茨城県教育委員会によると、被告は昨年4月に公募で副校長となり、今年4月から校長に昇任する予定だったが、同3月末に依願退職した。公募採用時の資料などによると、米国やスイスの研究機関などに所属し、東大発の医療ベンチャー「テラ」では役員も務めていた。
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