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記録的な大雨となった東北地方。多くの家屋で浸水などの被害が出てしまいました。これから片づけを始める方も多いと思いますが、災害時は感染症の拡大リスクが高まることをご存じでしょうか。

■浸水した家屋の感染症対策

厚生労働省のホームページには、浸水した家屋の感染症対策がまとめられています。ポイントとなるのは「清掃」と「乾燥」です。

●しっかり換気、しっかり乾燥
停電などでエアコンが使えず屋内が非常に蒸し暑くなっていることが想定されます。そうするとカビが発生しやすくなります。特に避難で数日間、家を空けている場合は大量発生しているかもしれません。しっかりと乾燥させれば、細菌やカビの繁殖を抑えられます。
●ケガ予防に手袋を着用
片づけをしていると、ガラスの破片などで思わぬケガをする恐れがあります。傷口から細菌などが入り込むと感染症にかかりやすくなるので、肌を露出させず長そでシャツや手袋の着用がおすすめです。安全靴など厚手の靴も効果的です。
●細菌やカビを吸わないようにマスクを着用
片づけをしている間に、目に見えない細菌やカビが空気中に浮遊していることが想定されます。これらを吸い込まないようにしっかりとマスクを着用しましょう。清掃後のうがい、手洗いも重要です。

■西日本や東日本はゲリラ雷雨での浸水に注意

西日本や東日本では、河川の氾濫リスクは低くなっていますが、一気に道路が冠水するほどの“ゲリラ雷雨”リスクは高くなっています。あす27(土)にかけて気温の上がる午後は、いつどこで突然の雷雨になってもおかしくありません。

半地下の室内や低い場所の駐車場などが、一気に水につかるほどの激しい雨になるかもしれません。こちらも浸水した場合は、しっかりと感染症対策をしてから片づけを行ってください。 ・東北で記録的な大雨 引き続き警戒 関東は25日も激しい雷雨を予想・100年以上“猛暑日知らずの街”今年も「エアコンは使っていない」移住の相談は約2倍 さらに、夏でもサウナが味わえる“涼しい街”も・「川に白い水が流れている」で発覚 38年間トイレなどの汚水垂れ流し・カキの“生食用”と“加熱用”何が違うかご存じですか?「鮮度」ではないんです!実は・【独自】積水ハウス幹部「眺望を確認」で一転…国立市のマンション解体 決断の背景

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