愛知県蒲郡市が、約10年間にわたり、PDF化した新聞記事を、新聞社側の許諾を得ずに職員用イントラネットで共有していたことが26日、市への取材で分かった。著作権侵害の疑いがあり、市は既に共有を停止。再発防止に努めるとしている。

 市秘書広報課によると、全国紙、地元紙、業界紙など8紙に掲載された市に関する記事の切り抜きをPDF化し、共有フォルダーに保存していた。市役所や消防署、保育園、市民病院などのパソコン約千台で閲覧可能だった。

 内部通報を受け、今月25日に停止。市担当者は「市に関する情報の共有が目的だった。PDFでの共有が完全に駄目だという認識はなかった」としている。

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