能登半島地震でも活躍した海上自衛隊の大型ホバークラフト『LCAC』の整備施設と訓練施設が報道公開されました。
海上自衛隊のエアクッション艇『LCAC』は、水上も陸上も走行できる大型のホバークラフトで重さ50トンまで積み込むことが可能です。
今年1月の能登半島地震でも港のない海岸から上陸し、ブルドーザーなどの重機をいち早く被災地に届けました。
25日公開されたのは、江田島市にあるLCACの整備などを行う国内で唯一の施設で、機体を洗う洗艇場やエンジンの整備を行う試運転場など安全に運用するための設備が備わっています。
さらに敷地内の建物には…。
【高橋弘樹記者】
「こちらがLCACの操縦シミュレーターということでなんですが、中を見るとハンドルであったりレバーであったり、実機そっくりなものが並んでいます。操縦席に失礼すると…。前も海が広がっていて非常に臨場感があります」
こちらはLCACの操縦士を養成するためのシミュレーターで実際の操縦室が忠実に再現されています。
訓練では、天気や波の高さなどを自由に設定できるほか、操縦と連動した「揺れ」も発生するようになっています。
操縦を体験した記者は…。
【高橋弘樹記者】
「実際にやってみると、ハンドルがすごく重かったり、足のレバーも重かったりで、大変なんだなということが実感できます」
海上自衛隊はこうした施設を活用し、LCACの安全な運用を目指していきたいとしています。
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