在沖縄米兵の性的暴行事件が相次いで発覚した問題を巡り、福岡県警が2019年以降、性犯罪に関与した疑いで米兵1人を書類送検し、報道発表していなかったことが25日、分かった。県警は「任意捜査事件は原則非公表とする運用にのっとった」と説明。県や防衛省九州防衛局も把握していなかったとみられる。
県警は詳しい容疑や米兵の所属する基地などは明らかにしていない。
沖縄県では今年6月、県警が米兵による性的暴行の2事件を発表せず、県側に情報共有がなかった問題が発覚。その後、米軍基地がある青森、神奈川、山口、長崎の各県でもここ数年、性犯罪が公表されていなかったことが判明している。
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