大型で非常に強い台風3号は24日、先島諸島に接近し、北西に進んだ。沖縄県では八重山を中心に暴風が吹き、大雨となった。台風は25日には台湾付近から中国大陸に進むが、沖縄では風や雨が強い状態が続く。気象庁は暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川氾濫に厳重な警戒を呼びかけた。
気象庁によると、与那国島では午後2時前に最大瞬間風速50.2メートルを観測。石垣島などで風速20メートル以上の風が吹いた。
気象庁は、24日朝から夜の間に八重山と宮古島で線状降水帯が発生する恐れがあるとする呼びかけも出した。
沖縄で予想される最大風速（最大瞬間風速）は25日が25メートル（35メートル）、26日は17メートル（30メートル）。24日午後6時からの24時間予想降水量は多い所で、200ミリ。予想される波の高さは、いずれもうねりを伴って25日が9メートル、26日が6メートルとなっている。
台風は24日午後5時現在、与那国島の西南西を時速約15キロで北西に進んだ。中心の気圧は940ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、中心の南側130キロ以内と北側95キロ以内が風速25メートル以上の暴風域。〔共同〕
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