2023年の「葛飾納涼花火大会」は、夜空に咲いては消えた大輪の花で77万人もの観客を魅了した。

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23日に開催される「葛飾納涼花火大会」。昼夜問わず暑さが続く中、どのような暑さ対策が取られているのか。現場を取材すると猛暑とは別の「雷」に対する不安の声が聞かれたーー。

テントや“日傘ドーム”で暑さ対策

夏の風物詩とされる花火だが、花火大会の開催が今、連日の「ゲリラ雷雨」で危ぶまれている。

会場の上空は雲ひとつない青空が広がっていた

23日に開催されるのは、葛飾納涼花火大会。会場取材すると河川敷の上空は、雲ひとつない青空が広がっていた。

会場の奥にはもくもくと雲が局所的にわいていた

しかし、すぐ目の前の道の奥にはもくもくと雲が局所的にわいていた。

“青い空”の下には“青いシート”が所狭しと並んでいた

23日午後3時ごろ“青い空”の下には、こちらも“青いシート”が所狭しと並んでいた。

会場には、約9000人分の有料指定席があり、残る70万人以上は早い者勝ちで、いい場所を探さなければならない。

人々は猛暑の中、思い思いのスタイルで場所取りをしていて、中にはテント持参で、場所取りをしている人もいた。

日傘を5個重ねて直射日光対策万全の“日傘ドーム”を作っている人がいた

さらに取材を進めると、一見すると奇妙な光景もあった。日傘を5個重ねて、直射日光対策万全の“日傘ドーム”を作っている人がいた。その中には、扇風機が2台置かれており、場所取りに完璧な装備をして臨んでいた。

“日傘ドーム”の中の人に話を聞くと「いろんな形の花火とか、ここの土地にちなんだ花火とか、それを毎年楽しみに夏を乗り越える」と花火大会への熱い思いを語った。

3日前には足立区の花火大会が直前で中止

そんな花火大会を楽しみにしている人々が一様に気にしていたのが、この後の天気だった。

記憶に新しいのは、3日前の20日、お隣の足立区で開催予定も雷の影響で中止となった花火大会だ。客席には、そんな足立区の花火大会にも訪れ、今回リベンジを誓う親子の姿もあった。

2023年の「葛飾納涼花火大会」の様子

23日の予報では大気が不安定だった関東地区。それでも、会場に詰めかけた人々の願いがかない天気に恵まれ、「第58回葛飾納涼花火大会」は無事開催された。葛飾の夏の夜空に約15,000発の花火が打ち上げられ、人々を魅了した。
(「イット!」7月23日放送より)

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