最低賃金の引き上げ額の目安を決める審議が大詰めを迎えています。過去最大の増額に向けて、決着はつくのでしょうか。
■去年は43円↑ 初の全国平均1000円超え
23日に開かれた今年度の最低賃金の目安額を決める「中央最低賃金審議会」で、引き上げ額の最終調整が行われました。 最低賃金とは、経営者側が労働者側に支払わなければならない最低限度の賃金のことです。 2013年度は764円だった最低賃金も、年々右肩上がりに上昇。去年は43円という過去最大の引き上げ額で最低賃金が1004円となり、初めて全国平均が1000円を超えました。次のページは
■1050円台半ばで決着すれば…過去最大に■1050円台半ばで決着すれば…過去最大に
最低賃金の引き上げ額の調整について、23日に9時間もの審議が行われましたが、労働者側と企業側の折り合いがつかず、持ち越しとなりました。関係者によると「最低賃金の全国平均は1050円台半ばで調整されている」ということです。
そこで決着すれば、現在の1004円から50円ほどの増額となり、過去最大の引き上げ幅となります。
アルバイト(20代)「学生からしたら、めちゃめちゃ助かるので、アルバイトのモチベーションにもなる」 看護師(20代)
「賃金は確かに上がっているかもしれないけれど、食費とか生活の基礎に関わるお金は、それよりも高い水準で上がっているんじゃないかなと思う」 アルバイト(10代)
「アルバイトしていて、一人暮らしもしているので。(最低賃金が)上がれば稼げるので、ありがたいなって。あと100円くらい上がってほしいです」
引き上げ額の目安は、24日にも決まる見込みです。
(「グッド!モーニング」2024年7月24日放送分より)
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