犯罪収益のマネーロンダリング(資金洗浄)を請け負うグループが摘発された事件で、大阪府警は21日までに、違法なオンラインカジノの賭け金を資金洗浄したとして、リーダー格とみられる男2人を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益隠匿)などの疑いで再逮捕した。

再逮捕したのは石川宗太郎(35)と山田浩輔(39)の両容疑者=いずれも住居・職業不詳。2人の認否は明らかにしていない。

再逮捕容疑は2023年1〜8月、不正に登記した会社名義で金融機関の口座を開設し、オンラインカジノの賭け金約7200円を含む計約160万円を別口座に送金するなどした疑い。

府警は3日、2人を含む計3人を公開手配。9日にアラブ首長国連邦(UAE)から2人が帰国したところを逮捕した。残る1人の池田隆雅容疑者(38)については引き続き行方を追っている。

グループはSNSなどで募った協力者に開設させた法人口座を悪用し、特殊詐欺の被害金など少なくとも約700億円の資金洗浄に関わったとされる。府警はこれまで2人を含む計15人を逮捕した。

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