市民団体「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」が開いた集会。731部隊の少年隊員だった長野県宮田村の清水英男さん(奥の画面)もオンラインで参加した=20日午後、東京都新宿区

 1989年に東京都新宿区の旧陸軍軍医学校跡地で見つかった大量の人骨を巡り、中国で人体実験をしたとされる旧関東軍防疫給水部(731部隊)との関連を調査する市民団体が20日、都内で集会を開いた。国の開示文書に、731部隊から人体標本が届いたとする証言があったと明らかにし、真相を解明するため「第三者委員会による調査が必要だ」と訴えた。  「軍医学校跡地で発見された人骨問題を究明する会」(東京)の川村一之代表が、昨年9月~今年3月に厚生労働省が開示した軍医学校関係者へのアンケートを分析した結果、731部隊があった旧満州のハルビンからホルマリン漬けの頭部が届いたとの証言があったと報告した。


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