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 関東から近畿を中心としてこの週末、各地で夏日となりました。茨城県では見頃を迎えたネモフィラを見るために早朝から大行列になるなど、観光地は混雑しました。

■絶景!ネモフィラが織りなす青のじゅうたん

 20日午前6時ごろ、茨城県にあるひたち海浜公園の駐車場の前には長い行列ができていました。その狙いは、見頃を迎えた約530万本のネモフィラが織りなすライトブルーのじゅうたん。  観光客が写り込まない写真を撮ろうと、みなさん開園直後の一番乗りを目指しているのです。なかには徹夜で並ぶ人もいます。 先頭に並んでいた夫婦
「(Q.何時から並んでいる?)夜1時半ごろ到着しました」 4番目に並んでいた夫婦
「新潟県から来たんですけど、どれくらい混むか分からなかった。ここに来たのは午前3時くらい」 8番目に並んでいた男性
「午前4時に来たら、もうここに(人が)来てた。一番は人がいない状態で写せるからね」  そして午前6時半、ようやく開門です。続々と車が中へ入っていきます。しかし、本当の戦いはここから。車を降りると、今度は公園の門が開くのを待ちます。 開園待ち一番乗り 吉永雄一郎さん
「10分前」 妻・利架さん
「わくわく」 雄一郎さん
「石炭入れた?」

 駐車場の開門待ちで先頭に並んでいた吉永さん夫妻は夜中1時半から待ったかいがあり、ゲート前でも一番乗りをゲットしました。

雄一郎さん
「うれしい反面、走らなきゃいけないものですから」

 ゲートからお目当てのネモフィラまで、およそ1キロ走るといいます。

 そして午前7時、駆け足でネモフィラを目指して走っていきます。ここからは自分たちの体力だけが頼り。しかし、次々と抜かされてしまいます。ピンチかと思いきや、全力ダッシュでバテた人をどんどん抜き返していきます。

 遅くても一定のペースで走り続ける作戦が功を奏しました。丘のふもとに到着すると、さっそく記念撮影。

 そして、すぐさま丘の頂上を目指し、坂を駆け上がります。丘の中腹まで一気に駆け上がった2人は、ここからは歩いて頂上を目指すことに。

 そして、いよいよ…。ようやく頂上に到着しました。1番とはいきませんでしたが、2番目にゴール。誰にも邪魔をされない絶景に大満足です。 雄一郎さん
「走ったかいがありましたね」 利架さん
「きつかった」 雄一郎さん
「なかなかこういう機会見る場所がないものですから。良かったですよ。本当に」

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■息子とのウェディングフォト 一面の青に際立つ

■息子とのウェディングフォト 一面の青に際立つ

 ひたち海浜公園では開園からしばらくすると園内は人であふれかえり、ネモフィラの絶景を写真に収めようと多くの人がカメラを構えていました。 来園客
「思ったより人が多くて、びっくりしてます。なんか海みたいに遠くまでずっと(ネモフィラが)あったので、それが写ればいいなと思って撮りました」 来園客
「来たかいはありますね。もうこれ、どこ撮ってもいい景色じゃないですか」

 頂上に向かう道は大行列。頂上には絶え間なく人が流れ込んでいきます。

来園客
「人もたくさんいて、驚きましたけど」
「(Q.頂上から見る景色は?)もうすごい。最高です」

 ソフトクリームの屋台も大行列です。

ソフトクリームを買った人
「そんな晴れると、今度は暑すぎてつらいですけどね。(ソフトクリームが)ダラダラ溶けずに、いいと思います」  丘のふもとでは人が多いため、こんな現象も…。 ベビーカーを置いた女性
「ネモフィラを見に行って、戻ってきたところです」 「(Q.ベビーカーをこちらに置いて?)たまたま置いて、『じゃあ行ってこようか』って行ったら、こう(列に)なってました」

 「人混みをベビーカーで登れない」と考えた人たちが作った車列。そんな大混雑の園内で、ひと際目立つ家族がいます。


「ウェディングフォトを撮るってことで、こんな景色で撮れるところはここだけだと思うので、ここを選びました」  3歳の息子と一緒にウェディングフォトを撮影。一面の青にウェディングドレスとタキシードが際立ちます。
「とてもきれいに撮れてて、選んでよかったなって思いました」 通行人
「おめでとうございます」 2人
「ありがとうございます」 通行人
「あらららら。すてきだねえ、何も差し上げられませんが。すてきすてき」

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■桜の下でペンギンがお散歩 外国人観光客が撮影

■桜の下でペンギンがお散歩 外国人観光客が撮影

 春ならではの絶景を求め、集まる人は箱根にもいます。駐車場にやってきた何台もの観光バスから降りてきたのは、ほとんどが外国人観光客です。
 
 彼らのお目当ては、芦ノ湖のほとりに咲く一本の桜。高さ12メートル、張り出した立派な枝は20メートルを超える雄大さ。樹齢およそ100年の「大島桜」という遅咲きの桜で、今がちょうど満開で見頃を迎えています。  訪れる外国人観光客は湖からも。遊覧船から降りた彼らは、そのまま一本桜の方へ。満開の桜をカメラに収めようと真剣にシャッターを切る人や、肩を組んで記念撮影をする夫婦も見られます。 ベルギーからの観光客
「白とピンクが山や空ととてもよく調和して、好きにならない理由がありませんよね?」 フランスからの観光客
「日本の桜はフランスの桜よりずっと大きくて、たくさんの花を咲かせますね」 日本人観光客
「外国人多いよね。ビックリ。(日本人として)自慢だよね。自慢だよね。うれしいよね。素晴らしい」

 桜の下では、この時期ならではのイベントも行われています。近くの水族館から来たペンギンが、桜の木の下でお散歩しています。外国人観光客も思わずスマホでパシャリ。

ベルギーからの観光客
「ベリーキュート!」 中国からの観光客
「可愛い。ペンギンと桜の組み合わせも思わなかったです」  午後1時すぎ、外国人観光客が向かった先は、ビュッフェ形式で料理を楽しめるレストランです。人気は、この季節限定の桜をモチーフにしたメニューです。 イランからの観光客
「オ〜ファンタスティック!デリシャス!デリシャス!!」

 レストランは外国人でいっぱいです。なかには、こんな人もいます。

イランからの観光客
「(Q.そばに“めんつゆ”つけないんですか?)あれは好きじゃないの。シンプルにそばを味わうのが好きなの」  外国人観光客に一番人気なのが、展望台へと向かうロープウェーです。彼らが向かった先にあるのは、富士山を望む絶景。スマホを構えて記念撮影を楽しんでいます。 イギリスからの観光客
「イギリスのウェールズから来たんだ。ウェールズにも山はあるけど、富士山には負けるよ」

 ベストショットを見せてもらいました。「まだ一本桜を見ていない」ということで一緒についていくと、目の前に広がる一本桜をスマホで撮影しました。

イギリスからの観光客
「すごいね!あれが、その桜なの。いままで見た桜の中で一番!」
「イギリスにも日本庭園と桜があるけど、こんなに美しい桜は見たことがない」

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■突然プロポーズ…祝福の花びら舞い降りる

■突然プロポーズ…祝福の花びら舞い降りる

 一方、アメリカから来た観光客。なんと男性は御年80歳です。 アメリカからの観光客
「この桜の樹齢が100年なら、私はマイナス20歳だよ」  一本桜に多くの外国人が集まるなか、女性の前にひざまずく男性が現れました。立ち上がり、抱き合う二人。そして、キスを交わしました。    

 話を聞いてみると、旅行中どこかでプロポーズをしようと決めていたのだといいます。

アメリカからの観光客
「彼女にプロポーズしていたんです。この美しい桜の前でプロポーズしたら思い出に残ると思ったんですよ」
「この桜を見た瞬間、ここだ!って」  突然のプロポーズに、彼女は「もちろん答えはイエスよ」と返事したといいます。幸せそうな二人。すると、祝福の花びらが舞い降りました。

(「羽鳥慎一モーニングショー」2024年4月22日放送分より)

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