川勝平太知事(75)の後任を決める静岡県知事選挙に向けた動きが本格化しました。
■後任は誰に? 有権者の関心は「リニア」
静岡県は11日に選挙管理委員会を開催し、知事選挙を来月9日に告示、来月26日に投開票の日程で行うことを決めました。 川勝知事「私だけが原因だと思います。今回の発言含めてですけど、なるべく早く私が去るのが県民のためになる」 今月1日、職業差別とも受け取れる不適切な発言をし、辞職に追い込まれた川勝知事。辞職願を提出した際には、自らを政府軍に敗れて自害した西郷隆盛になぞらえました。 川勝知事
「吾(わ)が剣は既に折れ 吾が馬は斃(たお)る さあどこに骨を埋めるか そういう心境ですね」 その川勝知事の後任は誰になるのか。有権者の関心の一つは、やはり「リニア」です。 80代
「お水のこともあるので、そういうところをはっきりすれば、通しても良いかなとは思いますけど。静岡県のことだけではないので、日本のこと考えれば」 30代
「(着工を)止めていた理由が水源の問題にフォーカスされていたと思うが。その一点張りで議論が進まなかったので、(次の知事は)リニア開通派がいい」
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■静岡知事選は“三つどもえ”?■静岡知事選は“三つどもえ”?
選挙戦に向け、各党はにわかに動き出すました。 後継指名を受けたとされる立憲民主党の渡辺周衆議院議員(62)は、出馬に意欲を示しています。 渡辺議員「リニアのことだけじゃない。静岡県知事の言動とかで県民が胸を痛めていることがあるので。その転換も考えなきゃいけないなというのは、もちろんありますよね」
前回の選挙で川勝知事を支援した立憲民主党。県連の意見を聞きました。
立憲民主党静岡県連 杉山淳副幹事長「川勝知事を支えてきた会派なので、“反川勝”を前面で出す候補を応援したら、今まで何やっていたんだとなる」 立憲民主党静岡県連 曳田卓代表補佐
「知事の政策を継いでいただける方にやっていただきたい」 一方で、立憲民主党の支持団体である連合静岡は、前の浜松市長の鈴木康友氏(66)を支援する方向で最終調整していて、13日に党側に考えを伝えます。
鈴木氏は、経済界や自民党の一部が擁立に向けて調整を進めていた経緯があり、与野党相乗りの候補となる可能性があります。
自民党静岡県連 増田享大幹事長「民間事業とはいえ、国家的なプロジェクト。環境保全と推進を両立していくスタンス。会派でもそう思っている議員多いので。そういうことを分かっている方を応援したい」 この他、川勝知事のもとで副知事を務めた大村慎一氏(60)が出馬を表明しています。
(「グッド!モーニング」2024年4月12日放送分より)
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