東京・新宿区にあるベンチが「座れない」と物議を醸しています。なぜそのような措置を取ったのか、取材しました。
■利用者「多い」ベンチに…
新宿区にある高架下のベンチ。3人掛けのはずが、1人しか座れないようになっています。 なんと、ポールがベンチにくくりつけられていて、動かせない状態です。 通行人「あからさまに座ってほしくないんだって、わかるような感じですけども。以前は(ポールが)立ってなかったと思う」
「急ごしらえで作ったんでしょうね。何の意味があるのか、ちょっと不思議」
“座ってほしくない”と思わせるベンチ。どうして、こうなったのでしょうか?
こちらの男性は足のリハビリを兼ねて散歩をしていて、よくこのベンチを利用しているといいます。
利用者「(Q.ここのベンチあると助かりますか?)そうですね。なんでやっているのか分からない。結構、みなさん座っている気がします」
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■「夜間の飲酒・喫煙・騒音の苦情」で…■「夜間の飲酒・喫煙・騒音の苦情」で…
利用者も多くいるようですが、なぜ座れなくしたのでしょうか。区の担当者に話を聞くと、このような返答がありました。
新宿区の担当者「だいぶ前から夜間の飲酒・喫煙・騒音の苦情があり、去年の9月にポールを設置しました。集団で利用・たむろするということがあり、高架下のため声も響くので、ポールで人数制限をしました」
過去最多の苦情件数になったことがきっかけで、去年の9月にポールを設置。
ハロウィンなどをきっかけに、都内では渋谷や新宿などの繁華街での路上飲酒を規制する動きが進んでいます。 そして、このポールを設置してからは、騒音などの苦情がほとんどなくなったということです。では、今後もこのような対策が取られ続けられるのでしょうか?
新宿区の担当者「このポールは、あくまで一時的な措置になります。今後、周辺の声などを聴きつつ、ベンチをどうするのか決めていきたいと思います」
(「グッド!モーニング」2024年7月19日放送分より)
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