運転手を乗せず、自動運転レベル4で走るバス=18日、東京都大田区で
◆当面はスタッフ同乗、将来は「完全無人」に
11人乗り電気バス1台が最高時速12キロで、施設内2カ所のバス停を結ぶ1周約800メートルのコースを無料で運行する。茨城県境町の遠隔監視センターで運行状況などを確認するほか、当面の間はスタッフ1人が乗り込み、乗車案内や事故時の救護に当たる。将来的にはスタッフを乗せず、遠隔監視で乗客をサポートする。 HICを運営する羽田みらい開発と、同社への出資企業代表の鹿島、自動運転事業のBOLDLY(ボードリー)は2020年9月、運転手が監視する「レベル2」のバス運行をHICで開始。今年6月には東京都公安委員会などが、レベル4での運行を許可した。 出発式で乗車体験をした大田区の鈴木晶雅区長は「安全が保たれていた。地域の公共交通がスムーズに運行されれば」と期待した。当面は予約客らを乗せ、一般客を乗せての運行は今秋ごろに始める。レベル2の実験は今冬から区内の市街地でも実施する予定。(中村真暁) 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。