36人が亡くなった京都アニメーション放火事件から5年となる18日、現場となった京都市伏見区の第1スタジオ跡地で非公開の追悼式があった。式を終え、同社の八田英明社長が報道陣の取材に応じた。新作への意気込みを語った。一問一答は次の通り。
――事件から5年を迎えた今の心境は
5年が経っても、何も変わらないです。あれだけ優秀な人たちが一瞬にして命を奪われてしまった。言葉に表すことはできない。その思いは5年経とうと、たとえ10年が経とうと、変わらない。あの人たちの思いは受け継いで、我慢強く作品を作り続けていきたい。
――アニメ制作に対して、会社として今後どのように向き合っていきたいか
会社の理念の通り、京都から世界にアニメーション作品を発信していきたいと思う。
――ファンの方に期待してもらいたいことは
この5年間で3本のテレビシリーズと、6本の映画をつくった。これらの作品は、事件で亡くなった人たちと共に基礎的なキャラクターデザインやシナリオ、構成をつくったもので、この5年でほぼ作り終えた。これからの5年間、10年間は新しい作品を手がけていきたいと思っている。(関ゆみん)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。