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 真夏の書き入れ時を前に、老舗ビアホールがまさかの事故に巻き込まれ、休業に追い込まれています。店の壁には、ぽっかりと開いた穴が…。衝撃の瞬間を防犯カメラが捉えていました。

■隣接ビルの解体作業中に異変…料理長「言葉が出ない」

 15日、石川県金沢市内にある創業56年のビアホールの2階部分です。  その壁が突然、轟音とともに崩れ落ち、砂煙が上がります。天井の梁(はり)も折れてしまいました。  駆け付けたスタッフの目の前に広がる無残な光景。ぽっかり空いた穴の向こうには青空が見えます。 被害を受けたビアホール「ぴるぜん」料理長
「言葉が出ないというのが、率直な意見です」

 一体、何が起きたのでしょうか?

「ぴるぜん」料理長
「うちの建物だけを残し、隣のビルを解体する作業だった。大きい重機で基礎のコンクリートを剥がす作業をしていて、その基礎のコンクリートの部分が何かの影響で(店の)壁側に突っ込んだような形です」  工事現場越しに見た2階には、現在ブルーシートが掛かっています。手前に映っている重機が壁に穴を開けたのでしょうか。 「ぴるぜん」料理長
「(重機で)コンクリートを崩しながら、中にある鉄筋のワイヤとかを切りながら、切り離す作業をしていたと思います」

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■500人の予約キャンセル 1000万円の売り上げ見込めず

■500人の予約キャンセル 1000万円の売り上げ見込めず

 重機の先端を使った作業は、まさに壁一枚隔てた向こうで行われていました。それもそのはず、工事が始まる前に撮影された映像には、隣接していたビルとの間に隙間はほとんどありません。  今回の作業を行うにあたり、業者から事前の知らせを受けていた店では、休業していたため、けが人はありませんでしたが…。 「ぴるぜん」料理長
「やはり夏場、7月、8月が書き入れ時。その時期に営業ができないのは、やっぱり悲しいの一言ですね」  店では、予約が入っていた500人ほどの団体客などにキャンセルの連絡をするハメに…。8月いっぱい休業が続けば、見込んでいた売り上げおよそ1000万円が消えることになります。

 補償などについては、これから業者と話し合いを進めていくということです。

(「グッド!モーニング」2024年7月18日放送分より)

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