冬季休業していた観光船の運航開始を前に、北海道の釧路港を拠点とする事業者と釧路海上保安部が22日、救助訓練を初めて合同で実施した。2022年4月23日、知床沖で観光船が沈没して26人が死亡、行方不明となった事故を受け、全国で官民が連携して訓練を実施している。
釧路港内を航行中の小型観光船の機関室が浸水し、航行不能となったとの想定。乗客役の海保職員が救助船に乗り移った後、海保の巡視艇で観光船をえい航するなど、乗客の避難誘導や救助要請の手順などを確認した。
訓練に参加した事業者代表は「貴重な経験になった。今後も安全第一で意識を高め、お客さまに楽しんでもらいたい」と話した。
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