10代の少女にみだらな行為をさせた疑いで県立高校の教諭の男が逮捕された事件。長野県教委の武田教育長は陳謝した上で、「繰り返し研修を重ねて再発防止に努める」と話しました。

児童福祉法違反の疑いで7月t16日に逮捕された県立高校教諭の男(31)。17日、検察に身柄が送られました。

2023年1月下旬から4月上旬までの間、18歳未満の少女に県内の宿泊施設で3回、みだらな行為をさせた疑いが持たれています。警察は認否を明らかにしていません。

県教委の武田教育長は17日の会見で、教員の逮捕について陳謝しました。

県教委・武田育夫教育長:
「深くおわび申し上げます。県教育委員会では、信頼回復に向けてさまざまな取り組みをしている最中の事態です。このような事態が起きないように非違法行為の防止をさらに徹底し、再発防止を努めていきたい」

県教委によりますと、2023年度、懲戒処分を受けた教員は過去5年で最も多い14人。
そのうち5人がわいせつ事案でした。

こうした状況を受け、県教委は2024年4月、非違行為根絶に向けたリーフレットを作成。非違行為がもたらす影響や子どもの苦しみ、セクハラ・パワハラの正しい認識などが書かれていて、各学校の研修などで活用されています。

県教委・武田育夫教育長:
「特効薬はないかもしれないが、繰り返し研修の方法を変えやっていく以外に方法はないのではないか。もう一度、県内のすべての教員に使命とは何なのか、子どもを安全に守るということはどういうことなのかを伝えていきたい」

県教委は、今回の逮捕を受け、改めて再発防止の徹底を呼びかけたということです。

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