大石賢吾長崎県知事は17日、自身の後援会が2022年の知事選の際に女性県議の後援会から受け取った286万円に関し、同年の政治資金収支報告書で借入金として計上していたのを寄付に訂正すると明らかにした。この報告書に記した借入金2千万円も別の報告書との「二重計上」だったとして削除する。

 県議会の各派代表者会議に出席して訂正意向を伝えた後、記者団の取材に応じて語った。

 ただ、訂正が必要になった経緯や資金の流れに関する具体的な説明については、自身が政治資金の問題で刑事告発を受け「捜査に支障を来す」として、言及しなかった。

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