任意聴取について質疑が行われた県議会の産業労働委員会(17日、兵庫県庁)

兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布し、懲戒処分を受けた県の前西播磨県民局長の男性職員が死亡した問題で、県の産業労働部長が17日の県議会産業労働委員会で、県内企業からのコーヒーメーカー受領に関連して兵庫県警から任意の事情聴取を受けていたことを明らかにした。

産業労働部長によると、県警から「文書問題の内容について事実確認をしたい」と連絡があり、6月下旬に1時間弱、事情を聴かれたという。「容疑をかけられたわけではない」とし、聴取について斎藤氏には報告していなかったという。

告発文書には斎藤氏が産業労働部長に対し、コーヒーメーカーを秘書課に送らせるよう指示したなどと書かれていた。文書問題発覚後、産業労働部長が「PRのため」受け取り保管していたことが判明。「返却の指示を受けたにもかかわらず怠り、県民の疑念を招いた」として訓告の処分を受けた。

文書に記載された疑惑について、産業労働部長は「百条委員会(県議会の調査特別委員会)が設置されたので、その場で答えたい。コーヒーメーカーは私自身の判断で受け取った」と述べた。

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