8年前、北海道釧路市でおばを殴って殺害し、現金を奪ったとして強盗殺人の罪に問われた男の控訴審で、札幌高裁は7月16日、1審判決を支持し被告の控訴を棄却しました。

 釧路市の無職 田中治樹被告(52)は2016年1月、釧路市の住宅でおばの田中弘子さん(当時80歳)の頭などを鈍器のようなもので数十回殴り殺害し、現金約21万円を奪った強盗殺人の罪に問われています。


 田中被告は1審の釧路地裁で「無期懲役」の判決を言い渡されていましたが、弁護側は「時間的に犯行は困難」などと無罪を主張し控訴していました。

 16日の控訴審判決で札幌高裁の成川洋司裁判長は「多くの状況証拠を見れば被告が犯人とする決定的な証拠と言えないが、被告人が犯人であるとすれば合理的に説明がつく」などとして、1審判決を支持して被告の控訴を棄却しました。

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