夏の愛知県交通安全県民運動に合わせ、元中日で野球解説者の山本昌さんが12日、県警中村署の一日署長に就任し、自転車の事故防止を呼びかけた。
山本昌さんは1984年にプロ入りし、中日ドラゴンズ一筋で通算219勝。2015年に50歳で引退するまで続けた現役生活32年は歴代最長で、41歳でのノーヒットノーラン(無安打無得点試合)、49歳での勝利投手など数々の最年長記録を持つ。
名古屋市中村区のJR名古屋駅前で開かれたイベントで、山本さんは自転車の交通ルールを野球解説さながらに熱弁。自転車乗車時のヘルメットについて「野球でも、打席に立つときはヘルメットをかぶる。大切な頭を守ってくれるものなので、必ず着用を」と呼びかけた。
県警によると、県内では1~5月、自転車を運転していた10人が人身事故で亡くなった。いずれもヘルメットを着用していなかったという。
県民運動は20日まで。(松本敏博)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。