福岡市の夏を彩る祭り「博多祇園山笠」が15日早朝、「追い山笠」でフィナーレを迎えた。活発な梅雨前線の影響で雨が降りしきるなか、七つの勇壮な舁(か)き山が約5キロのコースを駆け抜けた。
午前4時59分、今年の一番山笠・大黒流(ながれ)が勢いよく櫛田神社の境内へ。桟敷席の前で一度止まり、大観衆と一体となって「博多祝い唄」を唱和した後、街へ飛び出した。ほかの流も続々とスタートし、博多の街は熱気に包まれた。
千葉県から訪れた坂巻由美子さん(51)は、「舁き山が迫ってくる様子に感動した。命がけの気迫を感じた」と話した。(山本達洋)
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