地震で北陸新幹線が脱線したとの想定で乗客を救護する訓練を行う消防隊員ら=12日未明、石川県小松市
JR西日本金沢支社は12日未明、北陸新幹線が大地震で脱線したとの想定で乗客を救護する訓練を石川県小松市で実施した。金沢―敦賀間の延伸開業後、営業車両を用いた訓練は初めて。警察や消防と避難誘導、負傷者搬送の手順を確認した。 石川県南部を震源とする最大震度6強の地震が発生し、脱線した新幹線の車内にけが人がいるとの想定。小松―加賀温泉間の線路上で11日の営業運転終了後、約90人が参加。はしごを使って車内から負傷者を運び出したり、乗客を作業用通路から避難させたりする訓練に取り組んだ。 金田啓一安全推進室長は「能登半島地震を踏まえて訓練をした。役割分担し、スムーズに救護できた」と話した。
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