手足口病の都内の患者数が急拡大を続けるなか、警戒すべきは子どもだけではありません。大人も重症化すると刺すような痛みが襲うことも。
■「手足口病」実は大人も感染
確かに子どもの間で広がる病気ではあります。
30代「ちっちゃい子のイメージです」 30代
「小さい子の間で はやるイメージですけど、最近は子どもからか、大人もかかる人が多いと聞く」
「大人もかかると結構大変だよって」
実は大人も感染し、痛みはむしろ強いといいます。
「手足口病」です。
「親御さんですよね、親御さんは時々やっぱり感染しています。今年も複数名の親御さんの感染した人がいて」
手足口病とはウイルス性の感染病で、その名の通り、手や足、口の中に、発疹ができる病気です。
夏の時期に流行しますが、今年は特に急増しています。東京都のデータでは、去年、おととしと比べて、今年は特に増えていることがわかります。 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「今7月のまだ前半から中旬の時点で、これだけ手足口病が増えているという、異例の経験したことのないような手足口病の大流行のなかで、大人もですね、やっぱり感染して重い患者さんが出てくる可能性がある」
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■かかったらどうなる?手足口病■かかったらどうなる?手足口病
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長「痛くはないかな」 子ども
「うん」 いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「痛くはない」
「痛みも かゆみも、ないこともありますけれど、大人は結構痛みも出るんですけど、子どもはなぜか」
実際に手足口病にかかった20代の女性に話を聞きました。
手足口病にかかった20代女性「足の裏が歩くとチクチクピリピリするのと、何か手のひらもチクチクピリピリするなという」 手足口病にかかった20代女性
「口の中が一番痛かったです。手足が気にならないぐらい。あくびをするだけで、ナイフで刺されているぐらい口の中が痛い」
「唾液を飲み込むのに、覚悟がいるレベルで痛くて、口を開けるしぐさで口の粘膜が伸びて痛いみたいな感じ」
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■急拡大中の「手足口病」予防法は?■急拡大中の「手足口病」予防法は?
適切な予防法はあるのでしょうか。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長「特効薬がなくて、ワクチンもないんですよね。さらにはアルコールの消毒も、効きにくいということもわかっている」
「手洗いをせっけんと流水を使って、しっかりするということと、(患者との)タオルの共有には気をつけなければいけません」
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