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 食パンは、関東と関西で何が違うのでしょうか?

■厚さが2倍も違う!?

 こちらは大阪市内のスーパーの食パン売り場ですが、関東のスーパーとは違うところがあります。  棚の下の段は5枚切り、真ん中は6枚切り、一番上は4枚切りです。

 関東と関西では、食パンの厚さの好みが違うんです。関西では厚切りの食パンが好まれているんです。この傾向はデータを見ても明らかです。

 山崎製パンの「ロイヤルブレッド」の場合、関西では4枚切り・5枚切りが5割以上を占めています。8枚切りの食パンは4%と、見つけるのも大変なぐらいです。  一方で関東は6枚切り・8枚切りが8割近いということなんです。他の地方でも差はあるといいますが、特に関東と関西で顕著ということです。

 実際に食パンの厚さも計測しました。

 4枚切りと8枚切りの差は1.5センチほどあり2倍違いますが、なぜ関西でこんなに厚切りが好まれるのか。謎をひもとくために関西出身のスタッフに聞いてみました。

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■関西「外カリ中ふわ」 関東「煎餅文化」

■関西「外カリ中ふわ」 関東「煎餅文化」

兵庫出身 50代男性スタッフ
「地元では厚切りの食パンが朝食に出ていた。分厚いほうがホテルみたいでええやん」 大阪出身 20代女性スタッフ
「実家で4枚切りを食べていたが、東京で8枚切りを見て薄さに驚いた。本当は4枚切りが食べたいけど、やむを得ず都内では6枚切りを購入していて、食べた気がしなくて2枚食べている」  この2人、厚切りが好きな理由も共通していて、「外がカリッとして中がふわっ」としているのが好きということなんです。

 「外カリ中ふわ」というのが関西で厚切りが好まれる理由の一つになっているのではないかと思います。

 全国で食パンの製造・販売をする「YKベーキングカンパニー」に聞いたところ、「関西は、粉もの文化なのでふっくらもっちりが好まれる。だから、厚切りが人気なのではないか」とのことです。

 一方で「関東は草加せんべいなど、お米を使ったパリッとした煎餅(せんべい)が定着しているので、煎餅文化。トーストしてカリッとした薄切りが人気なのではないか」ということです。

どっちもおいしいですよね!

(スーパー J チャンネル「なるほどハテナ」2024年7月11日放送)

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