富士山の静岡側ルートが10日、山開きを迎えた。しかし、午後は悪天候になり、軽装の登山者が注意をされる場面もみられた。
■富士山静岡ルート 山開き迎える
静岡県の職員「ただいまより富士山富士宮口・登山道の冬季閉鎖を解除します」 富士山の静岡側ルートが10日、山開きを迎えた。1日、一足早く山開きを迎えた山梨側は、登山者の上限を1日4000人に設定。通行料として2000円を徴収する入山規制を導入している。 静岡側も、弾丸登山などを防ぐために日程などを事前登録する「入山管理システム」を初めて導入。ただ強制力はなく、多くの登山客が訪れた。
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■山梨側の規制避け静岡側へ?■山梨側の規制避け静岡側へ?
こうしたなか、午後になると、天気が急激に悪化。それでも、登山者の足は止まらない。なかには、半袖にジーパン姿の外国人が富士山に登ろうとしていた。男性が電話をしている相手は、警察だ。
登山仲間が音信不通「実は3人で富士山に登ったが、1人下りてこない。まだ下りてこない」
男性らは8合目でリタイアしたが、仲間の女性は1人で頂上を目指したという。下山した人にも声を掛けて、探していると、「帰ってきた」と告げられた。
様々な登山者が訪れた、10日の富士山。「山梨側の入山規制を避けて、静岡側に流れてきたのではないか」との声もある。 東富士山荘 米山千晴代表「遠くからお越しいただいている方々は、そこで帰らない。そういう方々が静岡側に回ってくることは、現実にあります。富士山は1つ。違ったやり方があること自体が失礼」
今後、静岡県は国や関係者と協議して、来年の対応を検討するという。
(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年7月11日放送分より)
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