北九州市小倉北区の旦過市場一帯で2022年8月に起きた2度目の大規模火災で、食用油を加熱したまま放置し、計約3324平方メートルを焼損させたとして業務上失火罪に問われた元飲食店経営者の女性被告(63)に、福岡地裁小倉支部は11日、禁錮2年、執行猶予4年(求刑禁錮2年)の判決を言い渡した。
渡部五郎裁判長は判決理由で、火災により多数の店舗が廃業・移転を余儀なくされるなど、甚大な被害が生じたと指摘。木造建物密集地での店舗経営者として、火気の使用に一層の注意が求められていたとし「刑事責任は相応に重い」と判断した。
弁護側は取材に、控訴しない方針を示した。
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