激しく降る横殴りの雨。
10日も、日本海側を中心に大気が不安定となっています。

福島・郡山市ではゲリラ雷雨が発生。
降った雨がアスファルトを波打つ様子が見られました。

9日、平年7月のひと月分に匹敵する211.5mmの雨が降った島根・出雲市。

市内の県道では、大規模な土砂崩れが発生。
大きく道路が崩落した現場では、土砂が海まで流れ込んでいる様子が見て取れます。

白いガードレールのようなものも崩れ落ち、寸断された道路の上には、白い車がギリギリで止まっていました。

周囲の木々もえぐられるように崩落したとみられます。

この影響で帰宅ができなくなった住民のために、避難所が設けられました。

避難者は「こんな状態じゃいられない、はっきり言って。どうしていいかわからない」「(出雲市大社町)日御碕地区全体、孤立状態になっているので心配」と話しました。

寸断された道路の先にある集落が、現在、孤立状態となっています。

地元では「(復旧)工事にどれくらいかかるか聞いたら、1年かかるんじゃないかと。どうしたらいいかと途方に暮れている」との話が聞かれました。

秋田・横手市でも土砂降りに。
車のワイパーを全開にしないと視界が確保できないほどの激しい雨。
対向車線を走る車も大きな水しぶきを上げていました。

梅雨前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、東北から九州で大気の状態が非常に不安定に。
各地でゲリラ雷雨が発生しました。

地面をたたきつける激しい雨。
10日午前9時20分ごろの石川・七尾市の映像では、目の前を流れる川の水面も、横殴りの雨と風で波打っていました。

午後1時過ぎの福島・湯川村では、激しい雨に加え、強い風も吹き荒れ、田んぼの稲が風であおられていました。

画面の奥には雲の切れ目が。
局地的に激しい雨が降ったことが分かります。

日本海側で大雨が続く一方、このあと関東でも帰宅時間帯にかけてゲリラ雷雨に注意が必要です。

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