「りあすぱーく」の店頭に並ぶ漆器=9日午前、盛岡市
能登半島地震の被災地で、廃棄予定だった漆器を譲り受けて洗浄し、販売する取り組みを、被災者支援を行う団体「SAVE IWATE」(盛岡市)が9日、始めた。同市の復興応援の店「りあすぱーく」で、3300~1万1千円で販売し、収益は譲ってくれた地域へ寄付する。 団体は石川県珠洲市や七尾市で、家屋の片付けや炊き出しの支援を実施。各家庭で輪島塗など漆器が大切にされている地域だが、寺井良夫理事長(66)によると、家屋の解体などで保管場所がなくなり、やむなく廃棄される漆器も多いという。 そこで家庭を訪ね歩き、廃棄予定の漆器が入った木箱を100個以上譲り受け、盛岡市に持ち帰った。
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