宮城県警仙台南署は8日、仙台市太白区の国家公務員の40代男性が、約2400万円相当の暗号資産をだまし取られる被害に遭ったと発表した。恋愛感情を抱かせて金銭をだまし取る「ロマンス詐欺」とみている。
署によると、男性は4月29日にマッチングアプリを通して親しくなった女性を名乗る人物から、SNSで「叔父がウォール街で働いていて暗号資産取引に詳しい。彼氏のあなたと一緒に取引したい」と勧められ、暗号資産の取引アプリをインストールし、取引に必要とされたインターネットサイト登録をした。女性や女性の叔父を名乗る人物から指示された通り、日本円を暗号資産に変換し、計8回にわたり約2400万円分送金したという。
その後、利益を確認しようと女性にメッセージを送って尋ねたところ、相手が「手数料がかかる。自分で調べろ」と態度が急変。音信不通になり署に相談し、被害が発覚した。(阿部育子)
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