全国学力テストは、文部科学省が小学6年生と中学3年生合わせておよそ200万人を対象に、「国語」と「算数・数学」は毎年、「理科」と中学校の「英語」は原則として3年に1度実施しています。
文部科学省は8日、行われた有識者会議で
▼2026年度からは中学校の英語をオンラインに移行し
▼2027年度からはすべてのテストで紙での試験を廃止し
1人1台配備された端末を活用して全面的にオンライン化する方針を示しました。
学力テストのオンライン化をめぐっては
▽今年度は学習環境などの調査が全国の学校でオンラインで実施されたほか
▽来年度の中学の「理科」でも実施が決まっています。
一方、昨年度は中学の英語の話す力を確認する問題で初めて導入されましたが、当日テストを受けた生徒の12%余りに正常に回答を送れないといったトラブルが相次いでいて、会議では「ネットワーク環境の改善を進めるべきだ」といった指摘も出ていました。
文部科学省は、全国の教育委員会などの意見も踏まえ、秋にも正式に決定することにしています。
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