イタリア・ローマの円形闘技場遺跡コロッセオ周辺に設置された扇風機の前に立つ人たち=6月21日(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は8日、今年6月の世界平均気温が16・66度で、6月としては1940年からの観測史上最高だったと発表した。これまで最高だった2023年を0・14度上回った。その月としての記録を更新するのは昨年6月から13カ月連続となった。  産業革命前と同程度とされる1850~1900年の6月の推定平均気温と比べ1・5度高かった。地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」では年ごとの変動を除いた世界の平均気温の上昇幅を1・5度に収めることが目標だが、達成は難しい状況になっている。


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