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 日傘に寿命があるってご存じですか?あなたが使っている日傘はまだ大丈夫なのか、その見極め方を傘のプロに教えてもらいました。

■「UVカット生地」と「UVカット加工」に分かれる

 日傘には大きく分けると2つあります。

 まず、UVカット効果のある生地で作られたもの。これは壊れたり破れたりしない限り半永久的に使えます。

 もう一つは、あとからUVカット加工した生地で作られたもの。これはUVカット加工が剥がれてしまうと効果が低下し、寿命は3年程度だといいます。
 多くは、このUVカット加工した日傘だそうです。

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■水を垂らして寿命を判別

■水を垂らして寿命を判別

 紫外線は目に見えないため、特殊な機械を使わない限り、UVカット効果が持続しているのかは分かりません。

 そこで「日傘の寿命の見極め方」を傘業界に携わって半世紀、小宮商店の満田喜康さんに伺いました。見た目だけではない判別法があるといいます。

 その方法が、傘の表面に水を垂らして判別するというものです。最近の日傘は晴雨兼用が多いです。その場合は傘の表面の撥水コーティングの中に、UVカットのコーティング剤も混ざっているものが多いといいます。

 傘に水を垂らして、玉になって転がった場合は撥水効果ばっちりです。ということは、UVカット効果もまだ大丈夫ということです。

 一方で、生地に水がしみ込んだり糸を引くように垂れてしまうものは撥水効果がないです。そうすると、買った時よりもUVカット効果も低下している可能性が高いということです。

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■長持ちさせるポイント

■長持ちさせるポイント

 さらに最近は、傘の裏側に黒い加工が施されているものもあります。これもUVカットコーティングの場合が多く、この場合も判別法があります。  ポイントは“ベタつき”です。UVカット加工の種類によっては加工が剥がれてくるとベタつくことがあります。傘を開いたときに「バリバリ」と音がするものは寿命がきていると思っていいそうです。

 さらに寿命をのばすポイントも伺いました。

 (1)車の中など高温多湿な場所は避けたほうがいいそうです。通気性のいい場所に置くと、加工の劣化も防げます。

 (2)傘の留め具は閉めずに開いて保管すると、傘の裏側の黒い加工も長持ちします。

 3年ほどの寿命と言いましたが、丁寧に扱うとさらに伸びるということです。

(スーパーJチャンネル「なるほど!ハテナ」2024年7月3日放送)

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