2022年7月に安倍晋三元首相が銃撃された事件で、殺人や銃刀法違反などの罪で起訴された山上徹也被告(43)の第4回公判前整理手続きが3日、奈良地裁であった。関係者によると、山上被告も手続きに出席したという。
地裁では朝から警察による警備態勢が敷かれ、入庁者には手荷物検査が実施された。手続きは非公開で、40分ほどで終了した。
手続き後、取材に応じた弁護団は、証拠開示や争点整理について「白熱した議論があった」と明らかにした。「手続きを重ねると中身が濃くなっていき、議論すべきことが増えていく」と進捗(しんちょく)を語った。
弁護団によると、山上被告は資料を確認しながら真剣な表情で手続きを見守り、「興味深かった」と感想を述べたという。
初公判は来年以降になる見通し。公判前整理手続きは今後も続き、次回期日は未定という。(仙道洸、周毅愷)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。