廣瀬爽彩さんが亡くなった経緯について遺族の求めで設置された旭川市の再調査委員会は6月30日、いじめが原因の自殺だったとする調査結果の概要を公表しました。
これについて、爽彩さんの母親が2日、弁護士を通じてコメントを発表しました。
この中で母親は、行方が分からなくなった当日について触れ、「いつものように私を見送ってくれた爽彩のことが、ずっと心に残ったままです。思い出すたびにつらくなるので、自然とあのときの記憶を消そうとしていたのかも知れません」と振り返りました。
そして、調査の結果については「前の調査では認めてもらえなかったいじめも認定されました。ぼんやりしていたいじめの姿が、とてもはっきりと見えるようになった」と評価しました。
そのうえで「今も、爽彩は心の中にいます。なぜ、どうして、と自分に問い続ける日々でした。でも、やっと答えが出た、そう受け止めています。とても辛い答えですが、しっかり受け止めたいと思います」と今の心境を明かしました。
市の再調査委員会は後日、調査結果と提言をまとめた400ページに及ぶ報告書を公表することにしています。
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