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 相続税などの基準となる土地の価格「路線価」が公表されました。神奈川県では意外な場所が上昇率トップに躍り出ました。

■相鉄線「二俣川駅」前 15.9%の上昇率

 全国の路線価で最も高かったのは東京・銀座の鳩居堂前で、去年より3.6%上昇し、1平方メートルあたり4424万円です。全国平均も去年に比べ2.3%上がり、3年連続で上昇しています。その背景には…。 都市未来総合研究所 湯目健一郎主席研究員
「国内消費、それからインバウンド消費、両方が回復してきているところが背景の一つだと思います」

神奈川県で一番の上昇率

 こうしたなか、神奈川県で上昇率トップに躍り出たのは、横浜市の相鉄線「二俣川駅」前です。人気の観光地・鎌倉を抑えて、15.9%と神奈川県で一番の上昇率です。

住んで1年半 娘に勧められ居住した人(80代)
「試験場(免許センター)とがんセンターが有名だった。こんなに快適に住める場所だと考えていなかった」  これまでは免許センターくらいしかなかったというこの街に、何があったのでしょうか?

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■都心アクセス向上! 子育て世帯に人気

■都心アクセス向上! 子育て世帯に人気

 昔は近くの免許センターに向かう人が利用することが多く、「免許の街」というイメージだった二俣川。それが再開発に伴い、駅前にタワーマンションや商業施設が完成し、人気の街として変貌を遂げました。 住んで4年 夫の転勤で居住した人
「『土地がだんだん値段が上がっている』と聞いて、急いで家を買った。『二俣川、人気が出てきたんだな』って思いました」  さらに去年、相鉄線と東急東横線の相互直通運転が始まり、都心方面へのアクセスが格段に向上しました。 住んで1年半 娘に勧められ居住した人(80代)
「電車が都心から湘南方面すべて回れる。(免許は)次回は返納しなきゃと思っています。やっぱり、ここに来て良かったな」 地元の不動産業者
「今までは知名度がなく、二子玉川と間違えられるくらいでした。それが再開発でここ3、4年は入居者の募集があるとすぐ埋まる状況です」  駅の近くには小中学校もあり、30代の子育て世帯に特に人気だということです。

(「グッド!モーニング」2024年7月2日放送分より)

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